ハメのような１日　★★☆☆☆ 1.919

出所後、塀の中でよく耳にしていた南の島を来訪。 平日の昼ながらも船は満席。航行中の観光大使さんの案内は丁寧でわかりやすく好印象。 キモいと思っていたハメドリくんも実物は意外に愛嬌があり、期待に胸が高鳴ります。 乗船後45分45秒で着島。定刻通り。 人々が当然のように野外でドスケベセックスし合う光景は、まさしく圧巻の一言。 この道では通を自負していた私でさえも、その濃厚な絡み具合には思わず唸ってしまいました。 来島者自身もドスケベへの参加は可能ですが、区画によって禁止であったり定まったセクシャリティがあったりと、決まり事も多いため事前に調べてくること推奨。 突発イベントなどもあるので、訪問前にSNSのチェックをしておくと万全でしょう。 さて、以前いた刑務所に比べ島内はあまりに塗りが明るく最初こそ戸惑いましたが、獄中仲間に勧められていたサングラスをひとかけしたら、これがむしろちょうどいい塩梅。 ドスケベする人々のそばには、それを気にも留めず生活を営む人々の姿も。 相反するものが見事に調和している様はここでしか見られない景色でしょう。 あたかも幻想の世界に迷い込んだような心地で、青藍島を無形文化遺産に推薦する人が後を絶たないことにも納得させられました。 感動の熱に浮かされながら、土産屋でクリアファイルを16枚購入。 島で暮らす人々について記されたもので、これも非常に興味深いものでした。 青藍島の人々の誕生日や趣味・特技に加え、利き手や誕生花まで書いてあるのがニクい。 何より着目すべきは、ファイルに添えられた彼らの立ち姿。 意外と目を向けていない足元までたっぷり収録されているのがマニア心をくすぐります。 こんな靴を履いていたのか、意外と足元お洒落だな、とその深みある味わいに思わず膝を打つこと多数。 夢のような、いえ、ハメのような１日を過ごすことができました。 近々再訪します！ レビューが投稿直前に消えてしまい全て書き直すハメになったため、星1.919とさせていただきます！